ボタン桜を頂いた話
先日、3年弱勤めた会社を退職しまして。
お世話になった方々からボタン桜を頂いた。
既に30cm程度の高さで、苔が植えられている。
イメージはこんな感じ。(まだ花は咲いてない)
そんなこんなで、生まれて初めて桜を育てることになったが、
何せこれまでエアプランツくらいしか育てたことがない。
とりあえず食い入るように”育て方”と書かれた紙を熟読した。
日本語の難しさにぶつかる
まずは置き場だ。
”日当たりを好みます。状況によっては半日陰でも大丈夫です。基本的に室外の風通しの良い場所で育ててください。冬は風、霜は避けて陽だまりの当たる場所で管理してください。”
!?
つまり、
”太陽の当たる場所でもいいしちょっとしか当たらない場所でもいいけど、
風通しのいい場所にしてね〜。あ!でも冬はちゃんと太陽があたるところじゃないとダメ。風が強すぎてもダメだからね〜。”
ということだろうか。
私は都内の築30年の建物に住んでいる。
大通りに面している&古い建物のため、ベランダがない。
とりあえず桜は室外管理が基本らしい。これは困った。
隣の建物が近いこともあり、外出中は窓を開けたままにできない。
唯一、
お風呂場の窓であれば外出中でも開けていられるので、必然と置き場はそこになった。
ちなみになぜ室外管理かというと
冬の寒さをきちんと感じた後に暖かい春を迎えないと、四季がわからずにいつ花を咲かせたらいいのか分からなくなるそうだ。
きちんと四季を感じさせないと開花/新緑/冬眠のサイクルが働かないらしい。
もし室内で育てようとした場合、
エアコン全開にする夏の室内を冬、暖房ずくしの冬を春と感じるのだろうか。
さて、次は水やりについてだ。
”表面が乾き始めたら鉢から水が溢れるまでしっかりと水をあげてください。一度水切れしてしまうと回復が難しくなります。しかし、夏場は湿気のため根腐りをする可能性があるので回数に注意してください。”
・・・・。
24時間体制で監視しなければならぬと思ってきた。
結局どの程度の頻度で水やりを行えばいいのか、
そもそも、”表面が乾き始めたら”とはどのくらいを示しているのか。
そして、今回いただいたボタン桜の表面には苔が植えられている。
この”苔&桜”というのは育て方が難しいらしい。
桜は日当たりを求めるが、苔は湿気と日陰を好む。
桜の根が大きくなると苔から割って出てくるため、必然と苔はやられてしまうらしい。
苔の命は短いことが多いらしい。
植物ブームと手を付けきれていないSEO
園芸業界、インテリアグリーンの市場規模データが見当たらなかったが、
関東にいると”なんとなく植物があるお店が増えてない?”と感じることが多くなった。
個人的には表参道にあるニコライ・バーグマンに感動した。
店内最奥の壁が苔なのである。
他にも明治神宮駅前のニコアンドコーヒー、押上駅にあるカフェ ブランシュ、
青山フラワーマーケットカフェ、原宿のイートリップなどなど、
植物&カフェ、植物&インテリアの並列店が豊富である。
多肉植物ブームは少し下降気味だが、
青山フラワーマーケットを展開するパーク・コーポレーションが手掛けるオンラインサイトは去年の冬から閲覧者数が増えているようである。
これまでの植物名検索のサイトとは異なり、住空間をベースに植物を探せるサイト。
これは重宝しそう。
最近では”プラントハンター”という職種の方を見かけることも増えてきた。
一方で、”◯◯の育て方”と検索すると
個人ブログやECサイトが引っかかることが多いし、当たり前のように専門用語が並ぶ。
検索効率が悪い。
今回、桜について調べていく中で、
2年以内には庭植えが必要・・・ → 庭植えって庭だったらどこでもいいの?
あれ、桜は庭に植えない方がいいって記事ばっかり・・・
しばらくしたら剪定が必要・・・ → 剪定の方法は?時期は?
と、イチイチ調べないといけない。
桜に関してはすべておまかせ!!みたいなサイトはないのだろうか。
(誰か作ってください)
きっと大手園芸会社さんたちが必死に考えてくれてるんだろうけど、
植物ブームに乗っかってこのあたりも変わっていくと良いなぁと思った。