さとりブログ

都内で散歩してる社会人4年目

KFCに入ったら「くちゃらー」に遭遇した話

先日、打ち合わせ前に少し時間が空いたので恵比寿のKFCに入った。
私は普段ファストフード店にあまり入らない。
久しぶりにジャンクなものを食べよう!とテンションを上げて臨んだ。
意気揚々と2階にあがり恵比寿駅前のロータリーが見渡せる窓側の席に座り
ツイスターを食べ始めた頃、背後から「くっちゃくっちゃ」という音が聞こえてきた。

俗に言う、”くちゃらー”だ。

”くちゃらー”とは、
【咀嚼音が周囲に聞こえてしまうような食べ方をする人】らしい。

mind-sonar.com

調査母数と調査期間が不十分ではあるものの、くちゃらーが嫌いな人は76%。
個人的には95%くらいじゃない?と思っていたので少なく感じた。
とはいえ、大体の人は愉快に思っていないご様子。

私自身、久しぶりにくちゃらーさんに遭遇した。
ものすごく偏見だけど、ファーストフード店やファミレスなどに行くとこういう人が多いような気がする。だって、表参道のお洒落パンケーキ屋やオーガニックランチを提供しているようなお店ではあまり見ない(偏見)
そんなこともあり、しばらくそのまま聞いていたが、どうしようもなくなったのでイヤホンの世界に篭った。が、なぜこの”くちゃくちゃ”がこんなにも不愉快なのか?と疑問に思ったので少し調べてみた。

”くちゃらー"の原因は主に「身体的・習慣的」の2つ

くちゃらー本人は気づいていなかったり、治したくても治せないこともあるとか。
原因の1つである身体的原因とは、前歯が出ている人や下の歯が出る受け口の人は、咀嚼をする時に唇が開きやすいらしい。
食べ物を咀嚼するときに口を閉じきれず、音が出てしまうんだとか。

もう1つ、鼻炎気味の人はなりやすいそうで。なぜなら食事中の気道を確保する意味で口を開けたままにしやすいんだとか。
原因2つ目の習慣的原因は、①一度に食べる量が多く口があきやすい②猫背&顔が下を向きやすい=前歯付近で咀嚼する癖がついている、といった感じ。

習慣的原因については意識すれば改善できそうだが、身体的原因については少々時間がかかりそうな予感。で、今回初めて知ったが、”人の咀嚼音が気になりすぎる人”も病気の疑いがある事。

ミソフォニア(音嫌悪症)という症状

”くちゃくちゃ”だけでなく、蕎麦をすするズルズル、お菓子を食べるポリポリ、イヤホンから漏れるシャカシャカという音たち。これらの音に対してすぐにその場を離れたくなるくらい我慢できない方は、もしかすると”音嫌悪症”かもしれない。

tabi-labo.com

記事によると、誰もに症状が出る可能性があるんだとか。家族や恋人のちょっとした音に対しても深い嫌悪感を感じる場合は”音嫌悪症”の可能性があるらしい。
原因やメカニズムがわからず、そもそも本当に音嫌悪症なんてあるの?という声もあるみたいだが、「他人が発する音が許せない」というのが共通点とか。

確かに、”くちゃくちゃ”以外も気になることは多い。でも、私自身はさすがに家族の音は大丈夫なので音嫌悪症ではないんだろう。

話は変わるが、大学生の時に”飲食店のBGMによって利用者の食事のスピードに変化があるのか”をゼミで調べてみたことがある。この話は別途ブログに書ければと思うが、くちゃらーの話も音が与える影響という軸で深堀してみるのも面白そうだと思った。